巻き戻しフィルム

はるか彼方の誰かへ。もしくは数年先の私へ。
はるか彼方の誰かへ。もしくは数年先の私へ。

泡沫

最初から一人だと覚悟して帰る家と、もしかしたら誰かいるんじゃないかと期待した結果、誰もいない家だったら、私は前者がいい。
事あるごとに人は自然と「そのうち誰かと結婚する」とか、私が子供好きじゃないと言ったら「自分の子は好きになる」とかさ。私は今の話をしているんだけどなあと思うこともあるし。
高校生の頃も思ったけど「辛い」と愚痴を吐いたら「割と時間が過ぎればどうにかなる」って先輩や先生は仰ってたけど私は今の自分を助けてほしいからそういったんであって未来の私なんか知らないんだよね。
そういうことがあったときに自分を自分の思う通りに慰められるのは自分だけで、それを他の人に期待しちゃだめだっていうことが分かったことに関して、あの部活は良かったのかもしれない。良いわけがないけど。
それは誰にも委ねてはいけないもので、自分の味方は自分だけって思っていれば割と気楽な気もする。
私はそう思うけど、他の人はそう思ってない。私の言葉は私自身が誇りと尊厳をもって静かに向き合って入ればいいなと思います。

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